2019.07.02
美しい演奏とは?🎹
ピアノを勉強する上で目標にすることは、
美しさを求めることです。
そのためには正確に弾けるということは、
まず大切ですが、
正確に弾く事だけが美しさには繋がりません。
1828年にヨハン・ネポムーク・フンメル(1778-1837)が書いた
『ピアノ奏法への詳細な理論的・実践的指針』
という著書の中で演奏における美しさのことに
触れていますのでご紹介します✨
【すぐれた音楽家たちは、
若い時代に「歌うこと」を教えられているので、
彼らの演奏は純粋で正確であり、
彼らは自分の演奏を批判的に聴きうる能力を持っているが、
そうでない人たちは、
旋律や歌わせるということに一般的で
表面的な感覚しか持っていない。】
引用
千蔵八郎『大ピアニストがあなたに伝えたいこと 100のレッスン』、春秋社、1996、p.10
ISBN4-393-93738-4
フンメルが語っているのは、
どんなに指が早く回っても、
演奏の中に〈歌〉が存在しなければ
音楽的では無いということです❗️
実際に声に出して
歌い音楽の流れを感じることは、
幼少期から取り入れることが大切です✨
そのような努力を重ねることで、
フンメルの文にある
「自分の演奏を批判的に聴きうる能力」を
身につけて純粋で美しい演奏に近づくことが出来ます。
旋律線を美しく歌うポイントや、
ピアノで歌って聴こえる
弾き方のヒントをレッスン中で聞いてみませんか?😊✨